Learn of Smile Exchange



普段なにげなくそばにあるコーヒーについて、もう少し知ってほしいことがあります。
以下のクイズに挑戦してみてください。

Question

フェアトレードラベルジャパン.jpgフェアトレード 組織.gif
Question1 1日コーヒーは2億杯飲まれている。○か×か?
Question2 日本はコーヒーの世界3位の消費国だ。○か×か?
Question3 コーヒー生産地でのコーヒー豆選別の仕事は1日8時間働いていくらもらえる?
Question4 一杯330円のコーヒーのうち生産者がもらえるのは日本円でいくら?
Question5 右のマークはなにを意味するもの?

Answer

A1 × A2 ○

世界中で愛されているコーヒー
 今日、全世界でコーヒーは一日に20億杯も飲まれています。数字だけではピンと来ないかもしれませんが、世界市場では石油に次ぐ貿易商品となっています。そして驚くことに日本は、アメリカ、ドイツに次ぐ世界第三位のコーヒー輸入国です。日本は世界の中でもトップクラスのコーヒー好きな国なのです。


A3 0.5ドル  A4 6円

日本人は知らないコーヒーの裏側

 コーヒーが世界中で親しまれる一方、日本ではなかなか知られていない問題もあります。コーヒーの価格はニューヨーク商品取引所で決まる先物価格が基準となっています。その先物価格はコーヒー大国ブラジルや投機家の行動によって変動します。つまりその他の力の弱いコーヒー生産国の天候や収穫量などは配慮されず、その結果、それらの国の収入や生活水準は運任せになってしまうのです。
また、もともとコーヒーを生産して得られる収入は決して多くはありません。ある300円のコーヒーがあったら、生産者に渡るのはたったの4〜5円であるという話もあります。
貿易のシステムは力の弱い者をさらに弱く不安定な立場へと追いやってしまっているのです。


A5 フェアトレード

普及し始めているフェアトレード

 そんな現状を打開しようと今フェアトレードが普及しつつあります。フェアトレードとは発展途上国で作られた作物や製品を、適正な価格で継続的に取引することによって、立場の弱い生産者や労働者の生活向上と自立を目指しています。フェアトレード製品にはコーヒーやバナナ、チョコレートのような食品や手工芸品や衣服などもあります。また日本でもインターネットで検索するといくつものフェアトレードショップを見つけることができます。フェアトレードはお金やモノを不定期に一方的に与える形の援助ではなく、現地の農民たちが彼ら自身の力で自立することをサポートできる制度なのです。しかし、最近は「フェアトレード」という言葉が一人歩きしているような気がしてなりません。フェアトレード商品だからよい、と単純に考えてしまうのではなく、アンフェアなドレードがあるからこそ、フェアトレードという仕組みが生まれたことを、私たちは忘れてはいけないのではないでしょうか。

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